DJI ENTERPRISE 中国・深圳訪問記2026(前編)
こんにちは、DJI産業機担当の奥です。今回は世界のドローン産業の中心地である中国・深圳の「DJI本社」にご招待いただきました。技術の最先端が終結するこの場所で、我々は何を肌で感じてきたのか。その熱量を皆様にお伝えしたく、訪問記としてまとめました。
本記事は、DJIファン必見の「街並み・施設紹介」を中心とした前編と、よりディープな「業務用ドローンでの研修内容」に切り込む後編の二部構成でお届けします。

スケジュール
今回、このような行程での訪問となりました。

中国・深圳から感じる文化
※本項目は筆者個人の見解を含みますのでご注意ください。また、文化の違いによる良し悪し・優劣などもございませんので、参考程度にお読みください。
まずはDJI本社がある「中華人民共和国」という国の文化について触れたいと思います。異文化を知ることでDJIの製品哲学をより深く理解することができました。
圧倒的な「管理」が生む治安と規律
深センの街を歩いて驚くのは、その圧倒的な監視カメラの数です。交差点はもちろん、公園やモールに至るまで、文字通り「街中が見守られている」状態です。

その結果、治安は極めて良好です。レストランも基本的に22時半にクローズし、一気に人通りが減り、夜間も非常に静かです。驚いたのは、DJIの従業員(約8,000名)の間で「街中での飲酒」が厳禁とされていること。機密保持を徹底するこのプロ意識と規律こそが、革新的な製品を次々と生み出す基盤になっていると感じました。
参考までに「どうすれば、滞在中にトラブルを避けることができるのか?」とDJIの方へ伺ったところ、「他の人と同じように過ごすこと。目立つことをしない。マナーをもって普通に過ごすこと」といった回答をいただきました。

凄まじい「スピード感」とトップダウンの効率性
街に立ち並ぶ超高層ビルの多くが、わずか数年で建設されたものだといいます。この「まず動く、そして驚異的な速度で形にする」という街全体のエネルギーは、DJIの製品開発サイクルの速さと密接にリンクしているように見えました。

他にも社会主義国家ということもあり、広告よりもプロパガンダが立ち並ぶ景色も特徴的でした。広告は圧倒的に少なく、ここも中国と日本で広告戦略にギャップがあっても不思議ではないと感じました。

また、国として指示系統が「トップダウン」という前提があるからこそ、企業間での効率的なコミュニケーションにおいても特色が出てくるものだと考えられます。
町中で随所に感じる「先進的技術」「技術の普及」
現金やカードはほぼ使えず、屋台から駅まで全てがQRコードです。さらに宿泊したホテルでは、デリバリーを頼むと配膳ロボットが自動でエレベーターを乗り継ぎ、部屋まで届けてくれました。最先端技術が「展示品」・「実証実験待ち」ではなく「日常のインフラ」として完全に普及している点に、技術大国としての底力を感じました。ぜひ、日本でも様子見ではなく「良いものは良い!」として即取り組んでいただきたいものです。

DJI訪問
今回の訪問ではDJI本社「DJI SKY CITY」、DJI FLAGSHIP STORE、DJI旧本社の3カ所を伺いました。施設の見学はもちろん、展示の仕方や研修なども施設内にて実施いたしました。
DJI SKY CITY(現本社)
深圳のシンボルの一つとも言える、独創的なツインビルです。

左棟がセールス、右棟が開発と分かれており、セキュリティは極めて厳重です。今回、24階にある「空中の連絡通路(ブリッジ)」を渡る貴重な体験をしましたが、開発エリアの入り口は関係者以外シャットアウトされており、その徹底した管理体制に圧倒されました。

1階のショップでは、ここでしか手に入らない限定Tシャツやレゴブロックが販売されており、まさに「ファンの聖地」です。

余談ですが、過去にはオンラインで売ったこともあるのですが「売れすぎてしまったこと・ウチは雑貨店としてやりたいわけではない!」として、本社へ来れた方のみへの販売に絞っているようです。
DJI FLAGSHIP STORE
世界最高峰のフラッグシップストアです。

開放感あふれる空間に全ラインナップが並ぶ様子は圧巻です。

ドローンは次の項目(旧本社)で触れたいと思いますので、3階の「HASSELBLAD(ハッセルブラッド)」フロアを簡単にご紹介いたします。

こちらには四台の豪華絢爛の限定モデルが中央に配置されており、壁際にはHasselbladの歴史と共にカメラの展示、他にも代表的な作品(写真)や解体したカメラなどの展示があり、1Fに負けず劣らずの情報量の濃さがここにはありました。皆様も是非一度、訪ねてみてください。

DJI 旧本社
DJI SKY CITYが完成する前までの旧本社となります。こちらは引き払うことなく、今も稼働している施設であり、フロント横のショールームには過去の製品も含めての展示が行われています。

普段からDJI製品を見ている弊社ではございますが、目を引いたのは「分解された製品」です。完成されたものとセットで展示することで「なるほど、こうなっているのか」「メインのこのパーツ、こんな薄いの!?」といった発見がございました。


何よりも嬉しいのが、FLAGSHIP STORE は現行品を中心においていることに対して、旧本社では「歴史の流れ」を意識して置いていた、ということです。

後編予告: FlightHub 2研修と各国販売店との情報交換
前編では「楽しい深セン・DJI本社ツアー」をお届けしました。<br>しかし、今回の訪問の本番はここからです。後編では、世界各国の販売店との情報交換や、FlightHub 2のハードな研修など、「産業機担当としてのディープな活動」を詳しくレポートします。公開の際は、ぜひあわせてご覧ください。
また、今回の深圳訪問については、Webセミナーでもご紹介します。実際に現地で見てきた文化や、DJIの開発スピードを支える考え方について、弊社の視点でお伝えします。記事とあわせてご覧いただくことで、より理解を深めていただける内容です。
■Webセミナー概要
◆セミナー名: DJI ENTERPRISE 中国 深圳 DJI本社訪問 報告WEBセミナー
◆開催日: 2026年3月27日(金)
◆開催時間: 13:00 ~ 13:40
◆開催形式: YouTube ライブ配信
◆お申込み: https://pro.form-mailer.jp/fms/ccfe1bdb348716

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