-3℃の雪降る現場で200kgの資材を運搬。FlyCart 100の実力とは
こんにちは。セキド 運搬ドローン担当の田丸です。
今回は、2026年12月4日に日本でリリースされた大型物流ドローン「DJI FLYCART 100」を、実際に鉄塔メンテナンスの現場で使ってきましたので、その様子をご紹介します。

FlyCart 100のスペックは?
まずはFlyCart 100の主なスペックをご紹介します。
- 最大積載重量
- デュアルバッテリー時:65kg
- シングルバッテリー時:80kg
- 航続距離:約12km(デュアルバッテリー・積載65kg)
- 最大飛行高度:6,000m
- 作業環境温度:-20℃〜40℃
- 防護等級:IP55
- 最大耐風速:12m/s
前モデルのFlyCart 30と比べると、積載量・耐環境性能ともに大きく進化した機体です。スペックの詳細は商品ページをご確認ください。

ウインチ機構が大幅アップデート
FlyCart 100で特に進化を感じたのが、ウインチ機構です。
- 内部ロープ長:30m
- 最大 1.2m/s の高速な巻き取り・繰り出し
- 電動式アクティブフック搭載
- ワイヤレス充電対応
- 積み降ろし作業の効率が大幅向上
さらに、FC30から好評だった実用機能ももちろん継続搭載しています。
- 自動揺れ抑制
- リアルタイム重量計測
- ロープカット脱出機能
複雑な地形や厳しい現場でも、安定した運搬が可能です。
実際に現場で使ってみました
今回は、東北電力様・応用電業社様にご協力いただき、実際の電力設備(鉄塔メンテナンス)の現場で資材運搬を実施しました。
実施概要
- 日時 :2025年12月某日 13:00〜15:00(移動含む)
- 場所 :新潟県某所
- 天候 :気温-3℃、雪(時々雹)
- 運搬物 :鉄塔メンテナンス機材(ロープ・碍子など)計200kg
- 運搬距離:約1,500m(高低差 約200m)


物流ドローンによる配送業務をまとめて管理するアプリ DJI DeliveryHubで事前に飛行ルートを作成し、運搬は自動飛行にて行いました。
当日は雪が舞い、ときどき雹も降るかなりハードなコンディション。 正直、人肩による運搬では作業自体が難しい状況でした。その点FlyCart 100は、IP55の防塵・防水性能と-20℃対応の耐寒性能を備えているため、悪天候下でも安定して運用ができました。
結果として、計1時間・4フライトで約200kgの資材を運搬。電線から約15mの距離を保ちながらの飛行でしたが、積載重量が大きくなったことで、従来よりもかなり効率的な運搬が可能になったと感じています。
現場で実際に使ってみて、FC100は「人が運べない状況を当たり前にカバーできる」機体だと改めて実感しました。
今後もさまざまな現場での活用事例をご紹介していきますので、ぜひご期待ください。
まとめ
今回の現場検証を通して、FlyCart 100は「悪天候・重量物・長距離」という、電力現場ならではの厳しい条件下でも、安定して運用できる運搬ドローンだと実感しました。
安全第一で作業を進める電力現場において、1時間で200kgの資材を運搬することは、従来の人肩運搬ではなかなか実現できないスピード感です。また、デュアルバッテリーでも最大65kg積載できるため、碍子など重量調整が難しい資材でも効率よく運べることは、大きな強みだと感じました。
人が入れない・入るのが大変な場所ほど、FlyCart 100の価値が発揮されます。今後も実際の現場での活用を通じて、その可能性を発信していきたいと思います。
またセキドでは、定期的に日本各地で実演会も行っております。導入を検討されている方はもちろん、「こんなことってできるの?」といった疑問をお持ちの方も、お気軽にご参加ください。
FlyCart 100の機能やスペック情報はこちら
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